京大合格を夢見た一浪の日記。2020

現役時に京大に落ちて河合塾で浪人の末、無事合格しました。これから浪人をされる方や、浪人をしている方の参考になれば嬉しいです。河合塾、栄冠寮の内面を赤裸々に綴ったつもりです。今までありがとうございました!

現代文の解法について(駿台仕込み)(7月9日

今日はAに会った!!!

前お母さんと行った阪急梅田ビルの15階で、朝9時から夜の7時過ぎまでご飯も食べずぶっ続けでやりました😁

 


めちゃめちゃ楽しかったわ!!!!

 


一応僕からは、河合塾でやった数学と英語を教えようと思って、数学を30問、英語を3題厳選して持っていったんだけど、結局どっちも3分の1くらいしかできなかった😭


まあ、僕は夏期講習がなくて夏休みもずっとこの教材をやり続けるので、次会ったときに今日の続きからやればいいか〜

 


数学は難易度別に三段階に分けてたんだけど、一番簡単なやつでもAは結構苦戦してたね。


正答率は四割弱くらいだったかな。


それでも僕の初見のときよりはできてるんですけど😅


やっぱり河合塾のTテキストのレベルのが高いのと、朝田先生や川崎先生の補充問題と解法がすごいから理解にも時間がかかるね。


Aが解いてるときに僕がその問題を解説できるレベルまで理解を深めて、Aが解き終わったら実際に解説って流れでやってた。

 


やっぱりどっかの誰かが
「人に教えるときの理解を100としたら、授業を聞いたときの理解は15くらいに過ぎない。」
とか言ってたけど、人に教えるのはほんとに勉強になる!!!


MAXでも自分が理解している分しか伝えられないから、人に70%くらい伝えようと思ったら、自分は90%以上は理解しとかないといけないからね。


自分の思考を言語化することで、自分の頭の中が整理され、新たな発見をすることもありました。


教えることのメリットってすごいな〜


お金払っても人に教えたいレベル。。

 


あと、予習復習と今回で、僕は同じ問題を三回解いたことになるんだけど、三回目にしてようやく少し新たな世界が見えてきた😎


自分で教えながらその解法の本質に気づいて、感動のあまりその場で声を上げてしまった😆


これをこの夏一日八時間やるから、夏が終わる頃にはどんな風になってるんだろうと思うと、今から楽しみで仕方ありませんね。

 

 

Aからは、現代文を教えてもらいました。


駿台の現代文(というか中野先生)はやっぱすげえわ。。


こんな曖昧な現代文という科目に、ちゃんと公式めいたものを作って、解法に「なるほど🤔」って人を唸らせる力がある。


これを完璧にすれば、どんな極限状態でもそれなりの読解ができる気がします。

 


前回は評論の解法だったので、今回は小説と随想の解法を教えてもらいました。

その中で印象に残ったことをいくつか言うと、

 


1 無生物主語につく形容詞には登場人物の主観がバリバリ入っている。

 

無生物主語は動作等を一切行わず単なるモノに過ぎないため、それに対する判断はすべて「人間の主観」となります。

例えば
「私はそのゴツゴツした腹筋ローラーで筋トレをした。」
という文があったら、それは「私はこの腹筋ローラーをゴツゴツしていると感じている」ということで、絶対的な事実としてその腹筋ローラーはゴツゴツしているわけではないということです。
ある人から見るとその腹筋ローラーは全くゴツゴツしていないように見えるかもしれません。


同じく「きれいな空」とあったら、それはその人が何らかの理由のもとでその空をきれいと判断しているだけで、その空が絶対的にきれいなわけではありません。

 

小説内では、無生物主語に対する形容詞は全て登場人物の心情を暗示していることになるので注意が必要です。

 


2 登場人物の一挙手一投足は全て後の出来事の伏線である。


小説は、この通信みたいに今この瞬間に考えて適当に文章を作っているのではありません。
作者は皆、何週間も何ヶ月も表現・構成を練りに練って書いています。
そのため、小説内に無駄な箇所は一つもありません。すべての描写が何らかの意味を持っています。
よって、常にこの描写は何を意図して描いたものなのか考えることが大切になるのです。


例えば、「彼は数日前から風邪を患っていた。」とあったら、その風邪は絶対に文章中のどこかで小説の内容に多かれ少なかれ絡んでくるはずです。
何もないのに風邪を患っていたという描写をするのは絶対にありえません。
なぜなら、小説とは全てフィクションであり、筆者はその登場人物に「風邪を患わせる」こともできたし、「風邪を患わせない」こともできたのですから。
筆者がそこであえて風邪を患わせる選択をしたということには必ず意味があると考えます。

 

他にもいくらでも書きたいことはあるんですが、全部言っちゃうと中野先生に申し訳ないのでこのへんでやめときます。


僕は中野先生に一円も払っていないので😅

 

 

他にもAからは駿台の先生がしてくれた面白い話(interestingとfunnyどっちも)とか色々聞けて本当に楽しかった。。。

 

 


「夏は受験の天王山と言うが、受かるやつは夏には決まらない。

 

ただ、落ちる奴は絶対に夏で決まる。

 

 


駿台の小山先生のこの言葉を胸に、夏も気を抜かずに頑張ります。

 

 


それでは、また明日。